- 2008-08-23 (土) 13:56
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今回はdividualから少し離れて、私が8月中旬に参加したセキュリティ&プログラミングキャンプ2008について事後レポートします。連日朝8時から夜22〜23時までコンピュータ漬けという、この上なく高密度なIT合宿生活の一片をお伝えできればと思います。
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今月13日から17日の五日間にわたって合宿形式で開催されたセキュリティ&プログラミングキャンプ(公式サイト)は、2004年度より続くIT分野における若年層の人材発掘・育成を目的とした事業です。今年度は日本全国から集まった46名・22歳以下の学生・生徒が、ITエンジニアとして不可欠な知識と技術を学びました。
キャンプ初年度から開催されているセキュリティコースに加えて、今年度から新たに始まったプログラミングコースに参加して体験したこと・学んだことについて書いていきたいと思います。
<キャンプの全体像>
キャンプの大まかな内容としては、実習メインの講義、企業見学、ゲストによる特別講演、交流イベントなどがありました。時間割のほとんどは講義がしめていて、合間に食事時間や他のイベントが組み込まれているというのが大雑把な全体像です。開講式があった13日の次の日からはさっそく「朝食→講義→昼食→講義→夕食→講義」という生活が始まりました。この極限的な生活スタイルを合宿最終日の閉講式前まで続けてもさして苦にならないほど、楽しく充実した五日間でした。
<キャンプのメンバー>
キャンプに集った方々は、受講生、講師、講義をサポートするチューターの一人残らず何かしら突出したものを持っているすごい人ばかりです。
まず、そうそうたる顔ぶれの講師陣については公式サイトに一覧が掲載されていますが、肩書き云々以前に技術者としての矜持を持って今回のキャンプに臨まれていることが伝わってきて、教わる側としても気が引き締まることしきりでした。IT分野の第一線で活躍する方々なので専門のディープな話を聞けることはもちろんですが、一方でどんな初歩的な質問に対しても丁寧に噛みくだいて説明してく下さいました。一つ理解できると次がもっと知りたくなる、という具合に受講生の学習意欲をいっそう引き出してくれたように思います。
またキャンプではチューターと呼ばれる方達が、講義や運営の補助をしてくださいました。チューターは、元キャンプ受講生だったOB・OGの大学生や高校生が努めています。講義内の実習で操作が分からなくなった際の個別サポートや、グループワークで各班がスムーズに作業を進められるための場を設定するなど、受講生に近い立ち位置から支援をしてくださいました。合宿中にはキャンプのレベルの高さに圧倒されてしまう人もいたようですが、チューターが受講生だったときの経験談や苦労話は少なからず受講生の心の支えになったのではないかと思います。
そして今回はじめて顔を合わせたキャンプ受講生ですが、プログラミングコースは学年にして中学3年生から大学4年生のメンバーが集まりました。五日間という短い時間だったので全員としっかり話すことはできませんでしたが、プログラミングの高い技術力を持った人、知らないことをごまかさず真摯に聞ける人、ものすごい集中力で黙々と開発する人…などなど潜在能力の高さを感じさせる面白い人ばかりでした。
同世代の心からすごいと思える人と直に会うことは、本当に貴重な体験です。閉講式で講師の天野仁史さん(サイボウズ・ラボ株式会社)が、今回のキャンプ参加者はみんなすごいけれど、一番すごいことは皆が「出会っちゃった」ことなんだとおっしゃっていました。相手の能力に圧倒されて焦燥感を抱いたり、そこから切磋琢磨したりできるのはやはり同世代の出会いならではです。
また情報技術が発達した今では、SNSやインスタント・メッセンジャーなどの様々なコミュニケーション手段が存在し、多くの人とも気軽にやり取りをすることができます。しかしそれでもなお、実際に対面し同じ場を共有するからこそ起こる出会いの化学反応からは、パソコンの画面を介したやり取りに対する物理空間でのコミュニケーションの圧倒的な豊かさを感じさせられずにはいられません。一般に「リアル世界」などと呼ばれる物理空間での出来事が、インターネットを介した「ヴァーチャル」な経験に劣るという門切り型の議論をしたいのではありません。ただ、何が自分の胸に迫る体験だったのかを日常的に観察・分析することが、地に足のついた未来のデザインに繋がっていくのではないかと思います。
今回のキャンプから、私の周りでもいくつか今後のコラボレート・プロジェクト案が持ち上がりました。真性エンジニアの世界にあまり触れたことがなかった私にとっては、目新しいことばかりで楽しみです。今回出会った人のつながりを大切にして、将来的に得たものをより広くに還元してゆけたらと思います。
今回のエントリーでは具体的な事柄について突っ込んで書くことができませんでしたが、次回は一つ二つにフォーカスして深く掘り下げてお伝えしたいと思います。キャンプの交流会時の話題から、DdのTypeTraceがプログラマのために出来ることについて考える機会もありました。セキュリティ&プログラミングキャンプでの体験は、とても1エントリーでは書ききれません。もう少しお付き合いいただければ幸いです。
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